乳幼児向けレシピを作るときの注意点

当社では、特定のレシピ以外は乳幼児向けの安全性について確認しておりません。 また、お子様の月齢年齢に関わらず、普段から食べている食材が窒息につながることもあります。

乳幼児向けレシピを作る際は、お子様の月齢年齢だけでなくご家庭での離乳食の進み具合や食欲などに応じて、食べさせる食品を選んだり調理方法を工夫したりすることが大切です。
たとえば、りんごなどの果物は、食材を小さく切って食べやすい大きさにしても、食塊の固さ、切り方によっては喉につまりやすいので注意が必要です。食べ物の形状や性質に合わせて、食材を「すりおろす」「加熱して柔らかくする」など、調理方法を工夫しましょう。

以下に、よくあるお問い合わせもご紹介させていただきますのでご覧ください。

はちみつを1歳未満に与えてはいけないの?

1歳未満の赤ちゃんは、はちみつを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。はちみつや、はちみつ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。

乳児ボツリヌス症ってなに?

ボツリヌス菌という細菌によるものです。発生原因は、離乳食としては、はちみつが指摘されています。

加熱したら大丈夫?

ボツリヌス菌は熱に強いです。通常の加熱調理では、ボツリヌス菌は死滅しません。

もっと知りたいときは?

厚生労働省国立感染症研究所、母子健康手帳などの情報を確認してみましょう。

粉ミルクを調乳せず与えてはいけないの?

粉ミルク(調製粉乳)は、月齢や年齢、目的などに合わせていろんな種類があります。 お子様に応じたものを選んで与えましょう。

また、乳児用の粉ミルクは、安全な調乳・保存・取扱いなどに関して、世界保健機関(WHO)および国連食糧農業機関(FAO)によって、ガイドラインが作成、公表されています。乳児に与えるときは、ガイドラインを参考に、70℃以上の湯を使用して、適温まで短時間で冷却するなど、衛生面や安全面に気をつけましょう。

ガイドラインなど詳しくは、厚生労働省などの情報を確認しましょう。

豆やナッツ類を5歳以下に与えてはいけないの?

ピーナッツ、アーモンド、枝豆をはじめとする豆やナッツ類は誤嚥事故の恐れがあります。
大人に近い咀しゃく(⾷べ物を⻭でかみ砕くこと) ができるようになり、飲み込んだり吐き出したりする力が十分に発達するのは3歳頃ですが、その2つを協調させることができるのは6歳頃と言われています。5歳以下のお子様には、硬い豆やナッツ類を与えないようにしましょう。

小さく砕いたら大丈夫?

小さく砕いたものも与えないようにしましょう。

  • 破片が喉頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です。
  • 気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。

豆やナッツ類だけ注意すれば良いの?

  • ミニトマトやブドウ等の球状の⾷品を丸ごと⾷べさせると、窒息するリスクが あります。小さいお子様には、「4等分する」「調理して軟らかくする」などして、良く噛んで⾷べさせましょう。

  • 菓子類、果実類、パン類など誤嚥原因となった食品は色々あります。咀しゃくや、飲み込んだり吐き出したりする力はお子様の成長によって様々ですが、小さいお子様に与える食品は、形状、性質などをよく確認して、「小さく切って食べやすい大きさにする」など、与え方に注意しましょう。

  • 物を⼝に⼊れたままで、⾛ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、 誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。姿勢を良くし、食べることに集中させ、落ち着いてゆっくりと、よくかみ砕いて食べさせるようにしましょう。

もっと知りたいときは?

消費者庁:食品による子どもの窒息・誤嚥(ごえん)事故に注意!
消費者庁:気管支炎や肺炎を起こすおそれも、硬い豆やナッツ類等は5歳以下の子どもには食べさせないで