缶の加熱・冷凍に注意

缶詰や缶飲料は、適切な方法で加熱・冷凍しないと怪我をする恐れがあります。 また、使用した機器や道具が破損してしまう場合もあります。

加熱について

注意が必要な加熱方法とは?

直火、オーブン、トースター

  • 缶が高温になり破裂や怪我の危険性がある。
  • 缶の開封時に中身が吹き出して火傷をする危険性がある。
  • 高温になることにより、缶の内面にコーティングされている塗料やフィルムなどの有機膜が溶出する恐れがある。

湯煎

  • 缶が高温になり破裂や怪我の危険性がある。
  • 缶の開封時に中身が吹き出したり、突沸により中身が飛び散り、火傷をする恐れがある。

電子レンジ

  • 缶が高温になり火花が散ったり、破裂や怪我をする危険性がある。
  • 電子レンジが故障する恐れがある。

安全に加熱する方法は?

製品や加熱方法によって、加熱方法や注意点が異なります。 しっかり、使用される製品の注意事項を確認しましょう。

直火、オーブン、トースター

  • 缶詰や缶飲料は、そのまま加熱しない。
  • 加熱可能な容器へ移し変えてから加熱する。

湯煎

  • 湯せんが出来る製品か確認をする。
  • 湯せんが出来ない製品は、中身を別の容器に移し変えて加熱する。
  • 湯煎をする際は必ず火を止める。
  • 湯せんが出来る製品であっても、開封時に中身が吹き出す恐れがあるため、フキン等をあてるなど注意をする。

電子レンジ

  • 缶詰や缶飲料は、電子レンジ加熱しない。
  • 中身を別の容器に移し変えて加熱し、突沸に注意をする。
  • 加熱時にラップをかけた場合、ラップをとる際に中身がはねることもあるので注意する。

参考

公益社団法人日本缶びん詰レトルト食品協会
株式会社宝幸
ダイドードリンコ株式会社:「お客様相談室」>「お客様へのお願い」>「容器のまま温めないで!」を参照

冷凍について

なぜ冷凍は注意が必要なの?

冷凍対応ではない缶製品の場合、中身が膨張したり、容器が変形、破損などする恐れがあります。また、味や品質などを損ねる場合もあります。

安全に冷凍する方法は?

  • 冷凍対応製品か確認をする。
  • 冷凍対応製品でない場合は、冷凍しない。
  • 冷凍対応製品の場合も、製品の注意事項をよく確認する。