追熟とは

収穫後、一定期間おくことで完熟させること。完熟すると傷みやすく、おいしく食べられる時期を逃してしまいがちなフルーツは、未熟なうちに収穫、輸送されるため、購入後に追熟が必要になります。

追熟が必要なものは、メロン、キウイフルーツ、西洋梨、バナナ、すもも、マンゴー、アボカド、パパイヤなど果物が多くを占めます。

追熟の方法は、ほとんどの場合常温で置いておくだけですが、室内の温度が高すぎたり低すぎたりすると完熟するまえに障害がでることがあるので注意が必要です。温度が15℃から20℃、風通しがよく直射日光のあたらない場所がよいとされます。真夏の暑い時期などは野菜室にしまうなどの工夫が必要になります。

早く追熟させたい場合は、りんごや熟したバナナなど、エチレンガスとよばれる追熟を促す成分を出すものと一緒にビニールに入れておきます。

追熟完了のサイン

食材 追熟完了のサイン
バナナ 表面に黒い斑点(シュガースポット)が出る
指で押すと少しへこむ
メロン おしりの部分を押してみて柔らかい、または弾力を感じるくらい
マンゴー 皮にツヤが出て、さわるとベタベタする
洋梨 軸近くの肩部分を押すとやわらかい、甘い香りがする
キウイ さわると弾力とやわらかさを感じる

バナナのシュガースポット(追熟完了のサイン)