【作り置き】ぺたんこ冷凍パン生地の画像

Description

ぎちぎちの冷凍庫で冷凍生地を諦める人向け。解凍したらベンチタイムから始まる。いっぺんに焼くと困る時にでも。

材料

好みのバターロール系生地
小麦粉200g分
配合例
200g
20g
130g
3.5~4g
砂糖
20g

作り方

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    一次発酵まで済ませたパン生地を作る。この時、卵や砂糖、バターが多いリッチな配合の生地を選ぶ。そうでないと耐えられない。

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    生地を1cm厚程度に伸ばす。冷凍庫に入り、なおかつ解凍が早く終わる厚み。小分けしたい場合は、ここで1回分に切り分け。

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    伸ばしたら乾燥しないように梱包。フリーザーバッグか、ラップにしっかり包んだ上でビニール袋に入れる。そのまま冷凍する。

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    保存期間は2週間位を目安にしている。そんなに厳重な保管が出来ないので、これ位なら冷凍障害も大丈夫だろうという基準。

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    ◆冷凍障害 
    ざっくり言うと、生地やイーストが凍結によるダメージを受け、パンがうまく膨らまなくなる嫌な現象。

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    クロワッサンやデニッシュのように大量の油脂が入るなら、工程4の保存で1ヶ月近く保存に耐える。多分ブリオッシュも強い。

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    ■使う時
    20度以上の室温で解凍。冬場は出来るだけ暖かい所で。30分位で5度弱になる。この後30度発酵してもいいかも。

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    室温18度でエアコンの風が吹く所に置いた場合、1時間で12度、2時間で14度位。前の晩に冷蔵室に移して解凍するのが楽か。

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    分割して丸め直す。ベンチタイム30度20分。ここで生地を16度以上にしておきたいので、温度が全然足りないなら延長。

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    好みの成形をしたら二次発酵→焼き上げて完成。二次発酵は10分長めで、以降は様子を見て十分膨らむまで。焼き時間はそのまま。

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    どうしても成形冷凍したいなら、もう切りっぱなしデニッシュのように厚みの出ない成形が限界。

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    ◆向いてるパン 
    丸パン・ロールパン・総菜パンなどの小型パン。多少膨らみが衰えても問題ないため向いている。

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    ◆向いてないパン
    食パンのような大きなパンは、膨らむ力が弱体化するリスクがあるこの方法は向いてない。やめておこう。

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    デニッシュ食パンならセーフかというと、多分そういう問題でもないと思う。

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    ◆余談 
    解凍が楽なのは冷蔵庫で前日からだが、質は落としやすい温度帯らしい。質と時間のどっちを取るかはお好みだが。

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    おいしさも時間も捨てられないとなったら、結局工程5で触れたような超リッチ配合のパンしかない。それだけバターが強い。

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    それでも、途中で完全冷凍しない生地と比べると発酵速度が落ちやすい。リスクは覚悟で。

コツ・ポイント

イーストを普段少なめにしてる人は、小麦粉の1.5%量を切らないように調整。よく分からなかったら基本配合から減らさないでやってみよう。

このレシピの生い立ち

折り込み予定だった生地を冷凍庫で冷やしていたが、諸般の事情で中断。そのまま実験台にした。
レシピID : 7118739 公開日 : 22/06/05 更新日 : 22/06/05

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