デコレーションケーキをきれいに撮るには
半逆光で撮る、アングルを変えてみる、背景を変えてみる、の3つのポイントでデコレーションケーキをきれいに撮ることができます。
①半逆光で撮る
ケーキの立体感を出すために必ず半逆光(※)で撮ります。また、白いケーキは特に影が目立つのでレフ板(※)を使ってしっかり影を消します。
※半逆光とは・レフ板とは 「料理写真がぐっとレベルアップする3つのポイント」
順光で撮ったケーキ
順光で撮ると背景が暗くなり印象の暗い写真になってしまいがちです。
半逆光で撮ったケーキ
半逆光で撮ると立体感がでますが、白いものは影が黒くなってしまいます。
レフ板で影を消す
レフ板で黒く影になってしまった部分に光をあてることで、生クリームの白さがしっかりでました。
② アングルを変えてみる
シンプルなケーキは特に、ケーキの全部を写真に入れようとせず、あえてケーキにすごく寄って撮ってみるとセンスのよい写真になります。このとき左右どちらかに空間を作るように寄り、ケーキの片側だけがすこし切れるように撮ります。
ケーキに寄ってみる
ケーキの両端が切れてしまった写真
左右どちらかに寄らずケーキの両端が切れてしまった写真は、ただアップで撮ったような単調な写真になってしまいます。
③背景を変えてみる
背景の色を変えるだけで写真のイメージががらっと変わります。いろいろな色のテーブルクロスを試して、自分の表現したいイメージに近い色を探してみます。背景に使う色は、ケーキ(またはトッピング)の中の一色を使うと落ち着いた印象の写真になります
ケーキ写真の背景いろいろ
監修:サイタカメラコーチ 田部信子